2021年5月15日(土)13:30〜17:30 

2021年国際博物館の日記念シンポジウム オンラインにて開催

[2021.4.16] コロナ禍において、一時は90%が閉館したと言われる世界の博物館は、厳しい状況のなかで、いかに博物館としての役割を果たすか、さまざまな知恵を絞りながら試行錯誤を続け、基本的な経営・財政や職員の雇用、コレクションの保全から、オンライン環境を活用した多様な情報発信などの新たな試みまで、さまざまな取組が行われています。一方で、地球環境の急変や地域紛争等、世界共通の課題が深刻化するなかで、SDGs、異文化共存、社会包摂への取組などにおける博物館の役割が改めて問われています。

 

こうした状況を受けて、ICOMが毎年5月18日に世界で展開する「国際博物館の日」の今年の共通テーマは「博物館の未来 −新たな発想」です。1951年に設立されたICOM日本委員会が70周年を迎える今回のシンポジウムでは、博物館が持つ未来への可能性を、皆さんとともに考えてみたいと思います。博物館関係者はじめ博物館に関心のある方々のご参加をお待ちしております。

 

 

概要
日時| 2021年5月15日(土) 13:30〜17:30 
会場|オンライン配信(Zoom)
定員|500名(先着順)
参加費|無料
申込み締切り|5月10日(月)(※参加申込みを締め切りました)

※お申込みいただいた全員に、5月13日(木)を目途にシンポジウムのURL、当日のご参加方法等についてメールでご案内する予定です。

主 催|日本博物館協会、ICOM日本委員会 
共 催|奈良国立博物館 
協 賛|花王株式会社、イカリ消毒株式会社、株式会社イトーキ、 株式会社大伸社、株式会社丹青社、株式会社東京光音、 株式会社トータルメディア開発研究所、株式会社トリアド工房、 中村展設株式会社、株式会社乃村工藝社、ヤマト運輸株式会社 
スケジュール
13:30 開催挨拶 銭谷眞美(日本博物館協会会長、東京国立博物館長)
13:40 基調講演 多様な文化の共生に向けて
     永野 正宏(文化庁企画調整課 国立アイヌ民族博物館設立推進調査官)
(休 憩)

14:20 博物館の未来 ―新たな発想―
 ⑴ 青柳正規(ICOM日本委員会委員長、石川県立美術館長)
 ⑵ 片岡真実(CIMAM会長、森美術館長)
 ⑶ 井上洋一(ICOM日本委員会理事、奈良国立博物館長)
 ⑷ 真鍋 真(国立科学博物館 標本資料センター・コレクションディレクター)

15:40 ICOM博物館定義の検討状況
栗原祐司(ICOM日本委員会副委員長、京都国立博物館副館長)
(休憩)

16:00 総合討論*発表者と参加者の意見交換セッション
司会:半田昌之(ICOM日本委員会事務局長、日本博物館協会専務理事)

16:55 閉会挨拶 島谷弘幸(ICOM日本委員会理事、九州国立博物館長)