December 20, 2024

【ご報告】ウクライナへの寄付金送金ならびにICOMウクライナ委員長お礼状について

2022年4月11日、ICOM日本委員会は公益財団法人日本博物館協会とともに、ICOMに呼応しロシアのウクライナ侵攻により被害を受けた博物館や文化遺産の保全・復旧のための寄付金募集を呼びかけました。今日まで大変多くのみなさまからご支援を賜りましたことをまずここに深く感謝申し上げます。

みなさまからお預かりした寄付金総額29,624,390円は2024年11月22日ICOMウクライナへ送金しましたことをご報告申し上げます。

当初、お預かりした寄付金は、ICOM本部への送金を予定しておりました。しかしながらICOM本部では既に寄付金口座を閉じていたことから(ICOM本部では寄付金とは異なる形で現在もウクライナへの支援を継続しております)、いかに安全かつ確実に寄付金をお届けできるかICOMウクライナならびにICOM本部とのやり取りを重ねてまいりました。ICOMウクライナでは、寄付金を安全に受け入れられる銀行口座の開設にご尽力くださいました。

こうした経緯を経て、ようやくICOMウクライナに直接送金する道筋が整い、このたびの送金となりました。お預かりした寄付金を速やかにお届けできなかったこと、またそのご報告が遅れましたことについて心よりお詫び申し上げます。

ここにICOMウクライナ委員長、Ms. Anastasiia Cherednychenkoよりいただいたお礼状を掲載いたします。お礼状に記載のございますとおり、当寄付金がどのように活用されたかについて定期的にご報告いただくことをお約束いただいております。また、寄付金はICOMウクライナの銀行口座で保管、管理されますこと、ウクライナの文化財、文化施設の復旧・復興以外の目的には使用しないこともお約束いただいております。

いまだ戦時下にある状況におきましては、現地での活動に長期間を要することと推察されますが、現地からの情報が届き次第、引き続き当ウェブサイト等にてみなさまにご報告させていただきます。

最後になりますが、当委員会では引き続きウクライナの博物館や文化遺産の保全・復旧のために支援を続けてまいる所存です。引き続きみなさまからのご支援を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年12月20日
ICOM日本委員会
委員長 青柳正規