【参加募集】11月開催ICOM日本委員会共催「アラブ・イスラームの文化と魅力-ICOMドバイ大会に向けて」講演会

[2024.10.15]

 

いよいよ来年11月、ICOMドバイ大会が開催されます。2022年のICOMプラハ大会において、ICOM規約が改正され、Museumの定義に新たに inclusive(包摂的)、diversity(多様性)、sustainability(持続可能性)等の言葉が盛り込まれ、各国際委員会でも博物館の新たな役割について様々な議論が行われています。

 

日本でも、今年度から障害者差別解消法により事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されましたが、日本の博物館の多くは、未だそうした認識が十分ではなく、観光又は移住によって来日する外国人の多様な歴史や文化への理解が不足しており、視覚・聴覚・心身の障がいやLGBTQ+等の指向を有する来館者やスタッフに対する合理的配慮も十分ではないところが多いのが現状です。

 

このため、ICOMドバイ大会を見据えつつ、博物館の多様性・包摂性を考えるきっかけとなる事業を「文化庁令和6年度Innovate MUSEUM事業」を活用して、国立科学博物館を中心に、東洋文庫、国立民族学博物館、東京富士美術館、古代オリエント博物館等の協力を得ながら実施し、ICOM日本委員会としても共催することになりました。

 

その第一弾として、11月4日に「アラブ・イスラームの文化と魅力」に関する講演会を下記の通り開催いたしますので、ぜひご参加ください。

 

 

<開催概要>

日 時:2024(令和6)年11月4日(月・祝)13:30~17:00

場 所:東洋文庫 2階講演室

講演者:

三浦 徹(お茶の水女子大学名誉教授・東洋文庫研究員)

ハムダなおこ(日本UAE文化センター代表(UAE在住))

定 員:80名

備 考:当日は東洋文庫2階受付でお名前をお知らせいただき、講演会参加証をお受け取り下さい。その参加証を東洋文庫1階受付カウンターにてご提示いただくと、東洋文庫ミュージアムは入場割引となります。

締切:10月20日(日)12:00

 

申込はこちら

 

<お問い合わせ>

・講演会をキャンセルする場合

メール宛先:国立科学博物館(国際連携による博物館の多様性・包摂性推進事業実行委員会)(平日10:00~16:00)

・東洋文庫ミュージアム及び企画展に関して

メール宛先:東洋文庫ミュージアム

 

 

なお、本事業では、今後以下の講演会等を実施予定であり、詳細が決まり次第、お知らせいたします。

 

〇 エジプト文化講演会

2024(令和6)年12月8日(日) サンシャインシティ文化会館会議室

 

〇 セルビアにおける多様性と包摂性に関する講演会

2024(令和6)年12月10日(火) 国立科学博物館

 

〇 メキシコ文化に関する講演会

2024(令和6)年12月14日(土) 国立民族学博物館

 

〇 国際シンポジウム「博物館の多様性・包摂性を考える」

2025(令和7)年1月13日(日)10:00~17:00 国立科学博物館(オンライン配信もあり)

・上記4講演会及び海外調査等の報告

・基調講演及びパネルディスカッション

(1)「博物館コレクションのデコロナイゼーション(仮)」

Frederieke van Wijk(アムステルダム大学アラード・ピアソン博物館ダイバーシティ&インクルージョンアドバイザー)

(2)「生物多様性に関する常設展示について(仮)」

林怡萱 國立臺灣科學教育館跨域策展小組組長

(3)「博物館の持続可能性を考える(仮)」

Morien Rees(ICOM-SUSTAIN委員長、ヴァランゲル博物館開発アドバイザー(ノルウェー))